検査内容

ブライダルチェック

結婚前の女性や男性を対象とした総合的な検診メニューのことを指します。赤ちゃんへ感染する病気をもっていないか、妊娠や出産に影響を与える病気をもっていないかなど、いくつかの検査を受けます。今では結婚の予定がなくても、10代や20代前半から受けられる方も多く、もちろん結婚後でも受けることはできます。
ブライダルチェックの検診内容は、血液検査、性感染症検査、女性ホルモン分泌検査、内診・超音波検査などがセットになっていて、メニューも価格も医療機関によってさまざま。子宮頸がん・乳がん検診、甲状腺機能や膠原病の検査などがついているものもあります。最近ではカップルで受けられるブライダルチェックもあり、男性の性感染症検査や精液検査などが含まれているプランもあるようです。いずれ妊娠・出産を望むなら、こうしたトータルチェックをパートナーと二人で受けておくとよいでしょう。婦人科、人間ドッグ専門施設、男性の場合は不妊クリニックや泌尿器科などで受けることができます。
ちなみに、女性の甲状腺機能に異常があると、排卵が起きなくなったり、黄体機能が低下して、不妊症・不育症の原因になったりすることがあります。膠原病は、習慣流産、胎児発育遅延などの原因になります。
結婚の予定がなくても、一般的な健康診断や婦人科検診、乳がん検診は定期的に受けておきたいですね。また、性感染症は不妊の原因にもなります。パートナーが変わったタイミングで、性感染症の検査を受けておくことをお勧めします。